世界経済(2)

リーマン・ショック

最近の世界経済を語る上で、必要不可欠なのが、ご存知の「リーマン・ショック」ですよね~。一応リーマン・ショックについて少し解説しておきましょう。リーマン・ショックというのは2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻したことに起因する世界的金融危機の状況を表すんですが、このことだけではなく、それから数年間のリーマン・ブラザーズ破綻に関連する不況のことなども総じて表現しています。

リーマン・ショックの原因

まず、アメリカでサブプライムローンという、低収入(いわゆる貧乏な人)向けのローンがあったんです。それは一般の人向けのローンよりも利子は高くつくのですが、サブプライムローンの大元はリーマンブラザーズなんですね。一言で言ってしまえば、リーマンブラザーズが貧困層向けの住宅ローンをやってたと思っていただければ間違っていません。それで、そのサブプライムローンが流行ってたころ、アメリカの地価が上昇してたので、貧乏な人たちはそのローンでお金を借りて土地が高くなったら売って儲けて借金などを返済しようと思っていたわけです。なのですが、予想外にも不景気になってしまって地価が下がってしまいました。ここで問題だったのはアメリカの住宅ローンのシステムです。日本の住宅ローンはローンが残ってる限り家を手放しても払わなくてはいけませんが、アメリカの場合は、家を手放せば残りのローンは払わなくて良いのですよ。いいですよね~。放棄しちゃうわけです。ローンを全部返済してなくても家を売り払っちゃえば借金はゼロ。すごいですよね。なので、払えなくなった人たちが次々に家を手放したんです。払えなくなった原因は不景気なのだと思います。そんなこんなで、リーマンブラザーズが貸したお金を返してもらえなかったりして、経営が悪化して倒産したというんです。リーマンブラザーズというのは大手の証券会社だったので、他にも社債とか発行してたので、それを持ってた他の銀行などにも経営悪化の波が押し寄せ、一緒に経営悪化してしまい、アメリカ中がどんどん不況に追い込まれました。そして、それが日本や他の国々にも影響したわけです。

ヘッジファンドとは?

サブプライム問題に絡んだ用語として“ヘッジファンド”というものがあります。ちょっとご解説させていただきましょう。このヘッジファンドと言うのは様々な手法を用いて利益を追求する、投機的なファンドのこと。公募によって資金を集める投資信託とは違って、機関投資家や富裕層等から私的に集めた資金を、デリバティブや空売りを含めた様々な手法で運用するファンドのことをいいます。また、好景気・不景気に関わらず、常に投機的なスタイルで利益を追求するというのも特徴的なんですね。ただ、相場の乱高下を加速させる要因になっているといわれていて、問題になることもよくあります。絶対的な収益を目標とすることから、一般にハイリスク・ハイリターンな姿勢であるといわれるファンドです。って金融にかかわりのない方には難しい単語ばっかり並べてスミマセン(^^;)解説しますね。

デリバティブとは?

株式、債券、金利、為替などの原資産となる金融商品から派生した金融派生商品(デリバティブ)を対象とした取引のことです。主に、先物取引(将来売買する商品の売買条件をあらかじめ決めておく取引)、オプション取引(将来商品を売買する権利をあらかじめ購入する取引)、スワップ取引(金利や通貨などをあらかじめ約束した条件で交換する取引)があります。投資商品の価格が値下がりした場合にも収益が得られることや、原資産の取引より少ない投資金額で大きな取引ができることが主な特徴で、リスク回避や効率的な資産運用の手段として活用されている取引です。

ファンドとは?

機関投資家や富裕層から集めた資金を運用する投資のプロのことです。企業に投資してリストラなどを進めて企業価値を高めて、最終的に売却益を得る「プライベート・エクイティー・ファンド」や、デリバティブ取引を駆使して相場が上昇局面でも下落局面でも利益確保を狙う「ヘッジファンド」などがあります。

ヘッジファンドとサブプライム問題

2007年に世界中を騒がせ、その後のリーマンショックの原因にもなったサブプライム問題ですが、この時の引き金になったのがヘッジファンドだったんです。だからヘッジファンドってハイリスク・ハイリターンなんです。そのハイリスクがモロに出ちゃったわけですよ。サブプライムローンとは、先ほどもお話したとおり、信用力の低い人達に高金利で貸し付ける住宅ローンのことですけど、利益を追求するヘッジファンドの多くはこのサブプライム証券に手を出していたんですね~。ところがアメリカの住宅バブルが崩壊して、2007年6月22日に米大手証券会社のベアスターンズ傘下のヘッジファンドが運用に失敗し多額の損失を出してしまいます。このことがきっかけとなって、金融市場では資金を引き上げる動きが活発化し、世界的な金融不安へと繋がった、というわけです。その後、金融当局はこの事態を重要視し、ヘッジファンドの規制を決定しました。もうちょい早ければまた違った結果が出ていたんでしょうか。

リーマン・ショックから5年たったいま 

2013年のいま、リーマン・ショックから5年経ち、世界全体の株価動向を示すMSCI世界株指数(ドル建て)は約5年3カ月ぶりの高値になってましたよ!!金融危機直前を約2割上回る感じのようで、ちょとずつ回復してますよね!!アメリカ経済が再生に向かって、日本の株も自民党への政権交代を機会に上昇している、というわけだな~。自民党になってよかったと思わせてくれることを期待しましょう・・・・・。アベノミクス、よろしく頼みます!!!

最近の世界経済

リーマン・ショックから5年たったいま、世界経済はどうなったのか??先ほどもお話したように、回復傾向にあるといえますね。弱い回復力ではあるようですが、世界的な金融緩和や各種政策対応がとられてきた結果、2012年の半ばにはアメリカの雇用や消費を中心に経済面でも“下がりそうで下がらない”、いわゆる底堅さが見られるようですよ~。2013年になると安部政権の影響もあって日本も持ち直しの動きが徐々に強まっているそうです。確かに実感しますよね、仕事してても、プライベートでも。世の中の風も、余裕が出てきたというか。風で感じられるほどプロじゃないですけど(笑)ただ、まだまだ国によって経済回復にはばらつきがあるようです。